こんにちは。
福岡県内に特化した介護・福祉専門サイト「福岡介護求人・転職セ
ンター」です。このコーナーでは介護・福祉の現場で働くスタッフであればみんな共感できるお話を紹介します。
第8回目の今回は「重度訪問介護」について、福岡市東区お住まいのRさんにお話を伺いました。
「訪問介護」は聞いたことがあっても、「重度訪問介護」は初めて聞く方が多いのではないでしょうか。
重度訪問介護とは、重度の障害を持ち、常に介護を必要とされる方に対して自宅へ訪問し、入浴や排せつ、食事などの介助を行う訪問介護のことです。介助だけでなく、調理や洗濯、掃除といった家事も仕事内容に含まれます。
現在、重度訪問介護スタッフとして働ているRさんですが、もともとはデイサービスで働いていたんですよね。転職のきっかけって何だったんですか??
Rさん「知り合いから『面白いヘルパーの仕事がある』と教えてもらって、興味を持ったのがきっかけでした。デイサービスでしか経験がなかったんですが、思い切って全く違う仕事に飛び込んでみました」
訪問介護とデイサービスの業務内容ってかなり違いますもんね。働く際、必要な資格とかってないんですか??
Rさん「『重度訪問介護従業者』という資格が必要になります。重度の障害を持っている方をサポートするために必要な資格で、研修は最短で2日で終わり、費用は約2~3万円です。他の福祉関係の資格と比較して取得しやすいのも魅力の一つですね」
重度訪問介護で働いてみたい!と思ったら、まずは資格を取得しないといけないんですね。なるほど~~。
Rさんは実際重度訪問介護で働いてみてどうでしたか? どんな業務をしていますか?
Rさん「20代~50代の同性の利用者さんを対象に、介助や家事だけでなく、様々な場面を一緒に過ごしています」
「とある40代の利用者さんとは、『泊まり込みでリゾート施設に行くので同行してほしい』と連絡を頂き、移動支援を行いました。また、30代の利用者さんとは動画配信サービスで映画を一緒に鑑賞しています。利用者さんが望む生活や休暇の使い方に寄り添った支援できて、デイサービスとは違う楽しさを感じています」
日常生活の介助だけでなく、利用者さんの楽しみや喜びに寄り添ってお仕事ができるんですね!
リゾート施設の同行や、映画鑑賞の業務もあるのは意外でした。利用者さんと一緒に楽しめるのはいいですね~~♪♪
働いていて、難しかった、大変だったことって何かありますか??
Rさん「そうですね。難しいことは、利用者さんの希望ばかりを聞いていてはダメだということでしょうか。具体的な例をあげると、発達障害で金銭管理が上手にできない利用者さんがいまして、食べたいもの、ほしいものを欲望のままに買ってしまい、あと1週間数百円で過ごさないといけない事態になってしまいました。『お金は計画的に使わないといけない』とご説明し、ヘルパーと一緒に毎日お小遣い帳をつけて金銭感覚を身に着けることになりました」
「また、重度訪問介護は認知度が低いので、担い手が少ない状況です。働き方にもよりますが、常勤ヘルパーになると勤務時間が長くなってしまう傾向にありまして、そこが大変なところですね」
利用者さんの要望にただ答えるだけではなくて、時には改善提案もしないといけないんですね。
一人ひとりの利用者さんと関わるお仕事だからこその大変さだなと思いました。
「重度訪問介護」ってあまり知らない人が多いんじゃないかなって思います。この記事をきっかけに興味をもってくれる人がいるといいですね。
事業所によっては月1回から勤務など、ライフスタイルに合わせた働き方もできるそうです。
お仕事がマンネリ化して新しいことに挑戦したいと思っている方、ぜひ次の転職先の候補に「重度訪問介護」も検討してみてくださいね。
「福岡介護求人・転職センター」は介護・福祉の現場で働くみんなを応援しています。新しい職場で悩んだり、困ったりしたらいつでも相談くださいね!
次回の更新をお楽しみに♪♪
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【参照サイト】
介護資格最短net「重度訪問介護従業者とは」
https://www.acpa-main.org/judohoumonkaigo.html
ハーティーサロン「重度訪問介護」
https://plushearty-salon.com/situation/service-contents-b/